この記事は、私のサイトの中で最も重要な記事であり、これだけ実践することでも十分に価値があると思います。
ある程度の上級者、例えば、トーイック800以上の方が次にぶつかる壁として、映画などで話されている自然な英語が全く聞き取れないということでしょう。
この壁は、シャドーイングやディクテーションをいくらやったとしても越えることは困難です。
いわゆるネイティブが使う英語を聞き取るために必要なことはネイティブと同じような音で話せるようになることです。
リスニングを死ぬほどやってきた僕が出した結論は、大人がリスニングをやっても聞き取りにはほぼ効果はなく、同じ音を出せるようになって初めて聞き取れるということ。
人間の脳はノイズのフィルタリング機能を持っており、大人になると英語は意味のある音と認識されないのだと思っています。
そこで同じ音を出せるようになり、それでコミュニケーションをすることで初めてフィルターが解除され、意味のある音として脳が認識するようになるのかなと思います。
繰り返しですが、英語のリスニング力を上げるためには、リスニングの訓練ではなく、ネイティブが話すのと同じ音を出せるようになる必要があります。
そのための発声方法をここに記載します。
この記事は、発声方法を顎の位置と、息の出し方にわけて解説します。
息の出し方
繰り返しですが、最も重要なポイントであり、日本人が根本的に矯正が必要なものが息の出し方です。
結論から書きますと、日本人がやっている胸式呼吸ではなく、腹式呼吸で発音します。
日本語を発音するときは腹式呼吸じゃないから難しいんだよね。。
英語腹とも言うべきでしょうか。
これはどういうことかというと何か英語をしゃべる間はお腹がへこんでいる状態になっているということです。
腹式呼吸では、息を吐いているときにお腹がへこみ、吸うと膨らみます。
これと同じように英語を話します。
これを実践することにより発音に深みが出ることに加え、胸式のおよそ二倍の速さでしゃべることができるようになります。
また、息の流れが速くなり、発音が正確になります。
またリンキングを意識しなくても勝手につながります。
※余談ですがwhat is をネイティブはワディズと発音するといった小手先のテクニックは不要になります。勝手にそうなりますので。
もちろん訓練は必要で感覚的には数か月は習得に時間がかかると思います。
しかし習得すると、発音の習得が容易になり、かつ速く喋ることができるようになります。
その結果ネイティブスピードのリスニング力が飛躍的に向上するのがわかると思います。
顎の位置
英語を話す時は、日本語よりも口の中のスペースが大きくなります。
日本人は歯のかみ合わせが深い人が多く(上の前歯が下の前歯の前に覆いかぶさる)、このままだと英語の発音がうまくできません。
僕は特にかみ合わせ深いので巻き舌も出来なかった。。
顎を下げ英語も巻き舌もマスター。
下の顎を下げ、ほんの少し前に動かすと、口の中にスペースが出来ます。
ネイティブの方は下あごが日本人よりも出ている気がします。
これは、英語をしゃべっているからではないかと思っています。
下あごをほんの少し前に出してしゃべることで、口の中の空間が広がり英語の発音がとてもやりやすくなると思います。
とくにthの発音が少し舌を前に出すだけで出来ることに驚くと思います。
追記
最近より重要度がわかってきたのですが、口の中のスペースを大きくしておくと、腹から声を出さないと発音できないので自然と英語らしい発音になります。
その状態とは、上に書いたように、前歯の上と下が常に開いている状態です。
※ただしSの発音などは歯の上下をくっつけた方が発音しやすいので除きます。
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