なぜ英語を習得しないといけないか、それは人それぞれあると思いますが、私の場合ビジネスで必要でした。
いわゆるビジネス英語というレベルでも一応仕事をこなすことが出来ていましたが、ネイティブレベルの英語があれば、より成果を上げることができるのは自明でした。
そのため、自分が満足できるレベル、それは、日本語のように聞き取れて、わからない用語は聞き返すことができる程度のリスニング力、また相手と議論できるレベルのスピーキング力の習得を目指して勉強してきました。
目指すレベルは明確に存在し、それを実現するまで言葉では言い表せないほど苦しんだと思います。
また、私自身も他の方から、このような悩みについて相談されたことがありました。
なぜ、こんなに日本人は英語の習得に苦しんでいるのでしょうか?
①日本人は英語の聞き取りが殆どできない
私は、日本人が英語が出来ない最大の理由がリスニングにあると思っています。
リスニングというよりも、本質的に音を聞き取る能力に欠けている点です。
マジで英語は速いし、雑音にしか聞こえないというのが普通ですよね。
言葉というのは、聞ければ、コミュニケーションは何とかなります。
また聞けることは、学習のスピードに大きく関与します。
例えば、我々はもちろんすべての日本語を知っているわけではありません。
ただ、耳から入ってきた音を認識し、それを平仮名に変換することができます。
たとえば”そんたく”ってなんだろう。
どういう意味なんだろうと誰かに聞いたり、後で調べることができます。
英語だとどうでしょうか。
まず、知らない単語が耳から入ってきたときに、頭の中でスペルを再構築するどころか、音すらも再現できません。
その場で相手に確認することもできないし、後で調べることもできません。
一方、欧州の大部分の国の人など少なくともリスニングに苦労しない人々も存在します。
昔オンライン英会話の欧州系講師に、自分が全く聞き取れなかったyoutubeの英語動画を聞いてもらったことがあります。
少し早いが聞き取りに問題はないとしており、そもそも音が聞き取れないことは無いし、小学校の英語教育を受ければ大体英語はOKと言っていました。。
さて、日常生活で英語のラジオを垂れ流しにする勉強方法を取り入れるとします。
この場合、欧州の人など、もともと音自体は聞き取れる人と、そうでない日本人と比べると学習のスピードはどれくらい違うんでしょうか。
日本人は大して聞けるようにもならないでしょうし、大して話せるようにはならないでしょう。
よく日本語を日本のアニメでマスターしたという人がいます。
もちろん、僕らが使うように漢字や丁寧語・謙遜語を正確に使えるわけではないと思いますが、完全に聞き取れてしゃべれるという状態です。
音を聞けないというのはコミュニケーションが成り立たないだけではなく、学習のスピードや困難さに大きく影響しているということだと思います。
②シャイである
二番目の理由は、日本人は他の国の人と比べてシャイであるということもあるでしょう。
ただ、個人的な考えとしてそもそも①で挙げた、聞けないという状況を何とかしない限り、行動的になってもその効果は薄いし、精神的な負荷が大きいと思います。
そのため、行動的になる前に、まず少なくとも音を聞けるようになること。
知らない言葉は聞き返せばいいと開き直ることができれば、コミュニケーションは怖くないのですが、この音を聞き取って、聞き返すというのが日本人にとってものすごく難しいのです。
このサイトを立ち上げた理由は、ある程度年を取った日本人が、幼児やヨーロッパ人のように簡単に英語を身に着けることができるか、
そのためには、英語学習初期に音を聞き取ることができるようにすることが必要です。
そのために私の体験をもとにした方法論を皆さんにご提示したいというものがあります。
英語を聞ける耳を作れば、欧州の人みたいに比較的簡単にマスターできるはず。
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